簡単自己診断のポイント
多くのホームエレベーター(家庭用エレベーター)は、作動不良になってからの部品交換がほとんどです。
お客様は作動不良にならなければ気がつきませんので、当然ですネ・・・。
ですが、その時おこった作動不良が閉じ込め事故になってしまったらどうでしょうか・・
当社では、エレベーターの作動不良の実績を分析し、事前に察知して完全に壊れる前に、部品交換できる技術があります。
当社で、過去15年間一度も閉じ込め事故が起きていないのはそれを証明しています。
ココロエレベーターのメンテナンス(保守・点検)項目
- データの確認
- 一日当たりの使用回数の記録
- 累計の使用回数の記録
- 停電回数の記録、
- 非常停止ボタンの使用回数の記録
- ストローク補正の回数の記録
- 一年間に発生した、作動不良の分析の記録
- 電子部品からの信号の正常・異常の確認の記録
- 戸の開閉時間設定の確認の記録
- 停止階からの常置階への復帰待機時間の設定確認・・・など
- ガイドレールやカゴ周りなど、全てのボルトの緩みを確認および調整
- 停電時に、バッテリー停電用が働き、自動的に最下階に下降し無事着床するか、また、その際戸が中からも外からも手動で開けることができるか、確認
- バッテリー停電用の、通常時の電圧確認。停電時下降時の電圧の低下度の確認
- 注油すべき部位への注油
- 各スイッチの実際の作動確認
- ガイドレールへの注油するオイルポッドのオイル量の確認
- ピットの清掃、ピットへの雨水等の浸水状況、確認
- 戸の敷居の清掃
作業項目は多種にわたりますが、当社では適切な時間をかけて毎回実施しています。
作業終了後には、お客様に現状のご報告、今後必要になる部品交換や時期のご提案など、お客様にご納得いただけるようご説明いたします。
料金について
有名メーカーメンテナンス | ||
年1回のメンテナンス | ¥47,300(税込) | ¥26,400(税込) |
年2回のメンテナンス | ¥64,900(税込) | ¥44,000(税込) |
ココロ エレベーターの、メンテナンス(保守・点検)料金はとても安く設定しておりますが、メンテナンス内容にはメーカーメンテナンス以上のクオリティと自信を持っています。
またココロ エレベーターでは、年々高くなっている交換部品なども、多くの部品が据え置き価格で提供できます。
実際のメンテナンス事例
●主な部品の交換時期
- [近接スイッチ]
- (A接点スイッチ2個、B接点スイッチ1個) 計3個1セット 15年以上使用したら、着床の段差ができる場合がありますので、交換をお勧めします。
- [オイル・作動油]
- オイル交換、作動油はメーカーが4年から6年に一度の交換を進めていますが、5年ごとに必ず交換した方がいい機種と8年間くらい交換しなくても良い機種など機種によって、適正交換時期が違います。 くわしくは、メンテナンス(保守・点検)時に担当者にお聞きください。
- [制御盤など基板類]
- 交換時期が機種によって違いますし、それより製造中止になる方が現在では、早くなっており、担当者にお気軽に問い合わせください。
●ガイドオイルの補給
ホームエレベーター(家庭用エレベーター)は円滑な走行のために、カゴ上、ガイドレールにガイドオイルを塗りながら、エレベーターが上下します。
使用回数が多いと、左の写真のように1年間から5年間の間に、ガイドオイルが底に少しとなり、点検時に補給が必要となります。
ご使用、6年4ヶ月で初めて補給、使用回数少ないお客様です。
●近接スイッチ交換
エレベーターお引き渡しが、1996年6月20日
ご使用:17年9ヶ月
使用回数:一日当たり上昇1.9回と少なめのお客様
2014年3月に、経年とトラブル防止のため近接スイッチ3個1セットを2セット交換。
戸が正面と背面にあるため、近接スイッチ2セット交換しました。
●2停止用チェック弁・電磁操作チェック弁
油圧ユニット内の写真、指をさしているのは比例制御式のユニットで、2停止用のチェック弁
です。
作動油の劣化したまま、オイル交換を5年以上しないと、写真のチェック弁が劣化して、保圧
が保てなくなりエレベーターのカゴがみるみる沈下します。
一旦沈下が始まったら、写真のチェック弁と電磁操作チェック弁の交換に加え、作動油約50㍑
の交換も必要となります。
作動油が新しいのに、沈下が始まった場合は、チェック弁と電磁操作チェック弁の2点だけの
交換のみとなる場合もあります。
上の写真がチェック弁2停止用、下の写真の、見えにくいですが、太い灰色のケーブルの下、黒いカバーの中が電磁操作チェック弁です。
●ジャッキの作動油の外部リーク
ジャッキの作動油の外部リーク(ジャッキの外側への作動油もれ)の様子。
作動油が漏れて、にじみ出ている様子が見られます。
点検時に拭き取りますので、拭き取った部分の灰色の塗料が剥がれて、本体の金属が見えます。
画像下段は外部リークしているジャッキの付近の様子です。
飛び散っているのがわかります。
●ジャッキの作動油の外部リーク
パッキンが削られ、黒く濁った作動油の外部リークです。
●コントロール基板の交換
乗場戸当たりのカバーを外すと、写真のような、動力盤一式があります。
コントロール基板L用を、交換している写真です。